伊勢神宮で中に入って参拝している人ってお金持ちなの?正式参拝、御垣内参拝とその方法

内宮の鳥居

 

式年遷宮で賑わう、伊勢神宮に行ってきました。

 

本宮の参拝に行きますと、ずっと遠くから参拝させていただく感じで、神様のいらっしゃる社はとても遠くに思えます。一体この後ろはどうなっているのか!!って気になります。実は、そんな疑問を解消する方法があります。もう少し、神様のいらっしゃるところに近づけて、さらに、式年遷宮の今年なら、神様がいらっしゃった古殿地(こでんち)も拝観できる方法があるのです。

 

ぼくも、この方法を知る前は、「なんだ、あの中に入ってお参りしている人たちは皇族関係者かお金持ちか」というくらいに思っていました。しかし、それはとても簡単に拝観させてもらえるものなのです。これを正式参拝、もしくは御垣内参拝(みかきうちさんぱい)と言います。

 

ところが、この御垣内参拝、公式のウェブサイトを観ても、詳しい情報が掲載されておりません。また、伊勢神宮に参りましても、価格はおろか、「御垣内参拝」の文字すら見当たらないのです。神具店や質問サイトなどに情報が少しある程度でした。ぼく自身が今回、正式参拝させていただいたので、その体験を共有いたします。

 

 

  • 遷宮御造営資金の奉納をすることで正式参拝が許可される
  • 寄付の金額は1000円以上(ランクがありますが1万円未満は同じ)
  • 清浄な出で立ちで参拝すること
  • 男性はスーツにネクタイ着用、女性はそれに準ずる格好
  • 神楽殿の御造営資金寄付受付にて寄付可能
  • 参拝の証書は1つで内宮も外宮も正式参拝が可能
  • 今回の遷宮では外宮のみ古殿地の拝観も可能
  • 立ち入る前に服装のチェックあり
  • 御垣内に入る前、神職により御神塩でのお清めを受ける
  • 御垣内へは、神職が先導し案内してくれる

 

今回、ぼくが知った、経験した内容は以上のようなことです。

大きな石が敷き詰められた、御垣内。さらにその中の白い石の部分に足を踏み入れると、身体を突き抜ける特別な感覚がありました。これは言葉では言い表せませんので、ぜひ、体感いただきたいです。

 

スーツにネクタイ、革靴で砂利の参道を歩くのは少し大変ですが、ぜひ、伊勢神宮を正式参拝してみてはいかがでしょうか。

 

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