iOS7のユーザーインターフェイスに戸惑う日々

ウェアラブルコンピューティング

 

ぼくはいま、iPhone5を使っています。OSがiOS7へとメジャーアップデートされましたので、ハードはiPhone5のままですが、ソフト面で新しい体験をさせてもらってます。

 

iOS7が出るぞ、というときにiOS7のベータ版を入れたiPhoneを赤ちゃんに渡して戸惑わせる、というムービーが話題になりました。これを観ても、慣れたものが変わって、分からなくなったぐらいのもので、「だからiOS7はダメなんだ」という風にはなりません。それでも、このアップデートは、今後のUI(ユーザーインターフェイス)の歴史における分岐点として、振り返った時に大きなポイントになるでしょう。

 

OSであれ、アプリであれ、ソフトを作っているメーカーごとに仕様が異なる現状があります。いま、ぼく自身が困っているのは、画面全体のスワイプで一つ前のページに戻れる、というものです。新しくiOS7に備わったこれ自体は大変便利で気に入っていますが、そうするクセがついてしまい、他のアプリ上でスワイプしても戻らなかったときには、小さなストレスを感じるようになりました。

 

例えば、Googleが出しているブラウザ、ChromeのiOS版ですが、iOS7が出るずっと以前から、画面全体のスワイプは開いているタブ間の移動に割り当てられています。新しいSafariを使い慣れたあとに、Chromeを使うと「戻ろうとしているのに、他のタブに移動してしまう」ということが起きてしまうのです。

 

ボタンが立体的にデザインしてあったり、ページめくりが実際の本みたいな動きだったり、というのがこれまでの主流でしたが、最近のフラットデザインの流れで、現実を写したインターフェイスデザインではなくなりつつあります。今度はインターフェイスの中で動作や思考がデザインされ、やがてそれが現実空間に持ってこられるのだと、ぼくは考えています。

 

これは、コンピュータの操作に関する、身振り手振りの取り決めをして、コンピュータを身にまとうということにつながります。それが、ウェアラブル・コンピューティング、すなわち現在のグーグル・グラスやタトゥー型デバイスなどの流れなのです。

 

さらなる未来は、考えただけで動く、ということになるだろうから、身振り手振りもまったく関係なくなる世界が来るかも知れないですね。

 

こちらで未来のデバイスがまとまってました!

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