FUDGE ALL THERE を観てきたよ、のつづき。

FAT

 

ラフィアンズが活動を止めてからも、ぼくは青野くんがバンドをやらないことが不満でした。もったいない。ぜひ、何らかの形でやって欲しい、ってずっと思っていました。やらない人を無理に引っ張りだすこともないんじゃない?という声もあったけど、ぼくは無理矢理にでも引っ張り出したかったのです。

 

ラフィアンズの後、しばらく一緒に「OK! George」というバンドをしました。しかし、これはぼくが仕事で忙しくて、うまく活動を続けられなくて、フェードアウトしてしまいました。出稽古をしたことのないぼくにとっては、大変よい経験となりましたが。

 

それから10年くらいが経って、ぼくたちhot buttered poolが「ZEN CAT/茶人的猫」というアルバムを発表する2009年の発売ライブのときにラフィアンズを1日だけでも再結成してもらおうと思いつきました。発売ライブは11月だったのですが、9ヶ月前の2月に「ラフィアンズを1日だけ復活させて欲しい」とお願いしました。無茶なお願いですが、9ヶ月もあれば何とかなりそうなところがミソです。

 

そして、青野くんと周りの人たちの助けもあって、本当にラフィアンズの復活が実現しました。もう一度、生で、数々の名曲を聴くことができ、興奮しました。

 

このことがきっかけで青野くんの音楽活動が再開されました。実際の活動までには少し時間がかかったけど、あのとき確実に心に火はつきました。ぼくは大変うれしい。引っ張り出し大成功です。そして、先日のFUDGE ALL THEREのライブは、本当に素晴らしかったです。ラフィアンズの復活ライブを観たときは、懐かしいなぁ、という気持ちが大きかったのですが、いまのFUDGE ALL THEREは、「懐かしい」とかそういうものでなく、新しい一歩に心が震えてしまう感覚でした。

 

このまま走って欲しいです。
また観に行こう。ラフィアンズやDADOを知っている人も知らない人も観に行くといいです。
すごくいいです。ぼくが保証します。