茶道では、抹茶を点てて飲みます。
抹茶、つまり茶葉を石臼などで挽いた粉をお湯と混ぜて飲みます。茶葉そのものを飲んでしまいますので、煎茶よりも旨味とか成分とかをそのまま服することができる分、栄養が豊富です。
実際にお稽古前にお腹の具合が良くない時でも、一服しましたら、胃がスーッとすることが頻繁にあります。ぼくの場合には、胃薬のような効能があります。
その他にも、美肌効果や解毒作用、止瀉、利尿作用などの効能があるそうです。70歳80歳の方でもお肌がキレイなのは、もしかしたらお茶のおかげなのかもしれないなぁ、と稽古場ではいつも感じます。うちの稽古場の皆さん、美しく健康的で長寿です。
抹茶の成分には、カテキンやビタミン、ミネラル、タンパク質などが含まれます。
カフェインも含まれますので、飲みますとシャンとするというか、目の覚める感覚があります。人によると、あまり夜には飲まない方がよいでしょう。寝つきが悪くなる可能性があります。
前述の通り、茶葉も飲んでしまいますので、茶殻の残った急須を片付ける必要もありません。抹茶を点てて飲むというのは、実は準備も片付けもとても楽なんです。
