ダイエットは続かない。

ビーチに行くと、すごく怖そうなお兄さん方がたまにいます。真っ黒に日焼けしていて、身体も大きい。見せつけたいのか上半身が裸だったり、タンクトップをお召しだったりします。怖そうなお兄さん達ですが、全員が悪い奴らではなさそうです。絶対ちゃんとした人だ、と思われる人も多く見受けられます。

それは、身体を鍛え上げるだけでなく、その筋肉が美しく見えるように、きちんと脂肪を削ぎ落としているからわかります。筋力トレーニングだけでなく、相当食事にも気を使わないとあのような美しい身体にはならないはずです。口にするものに随分と気をつけているのだろうな、と思うと、見た目は怖いけど、絶対食事について話すと面白いはずです。実際に話しかけるようなことはありませんが。

ビーチで美しい身体を見せてやる、というモチベーションでトレーニングと食事制限を実行できるのは本当にすごいな、と思います。ぼくはもともとがチビですので、食事制限をして、身体を絞ろうなどと考えたことはありませんでした。

が、ここ7年ほどは、ブラジリアン柔術を始めて、それにハマりこんでしまったがために、試合に向けた減量に取り組むようになりました。そもそもチビで痩せの人間が減量とは!と自分でも可笑しいです。

試合の体重リミットに合わせる、という目標がモチベーションとなり、食事制限が可能となります。わずか2、3キログラムのことですが、100キロの人が落とす3キロではありません。58キロの人が落とす3キロです。なかなか大変です。

しかし、この場合、試合が終わるとリバウンドします。確実にリバウンドします。ビーチでええからだみしたろうやないかい、というモチベーションを維持することができれば、食事制限もずっとできるわけですが、やはりそのようなところにモチベーションを持つことができません。弱い。

ビーチのあの強面の人たち、本当にすごいな。

阿呆言うてやんと寝よ。