電車に乗っていますと、割と年配の方が大き目のスマホを巧みに操っておられました。画面にはFacebookが映し出されています。還暦をゆうに越えられた方でもFacebookを使うことのできる人たちは増えています。大変失礼ながら、ふと、Facebookって大きな墓場になるよねいずれって思いが巡りました。ネット上での死は増える一方です。プログやツイッターでも同じだし、ネット上では老若男女関係なく、また現実世界での生き死にすら関係ありません。ネット上では止まってれば、死んでるのと同じことだからです。
インターネット、というかウェブが一般的になって20年ほどです。こんな世界がいつまで続くかといえば、もうすぐ終わりそうな気もしますけど、ずっと続くのなら、ウェブは死人だらけの世界になりますよね。実際には、古いものを消して行くなんてことが行われて整理されて行くのでしょうけど。
初めてCDを作ったときに、ああこれで生きた証を残した、死ねるわ、って一瞬だけ思いましたが、そんな浅はかというか儚いというか、めでたい思いはすぐに泡と消えました。
そして、未来には何も残らないし、いずれはこの地球すらなくなるのだから、何かを残すために生きるってのも違うってことに気がつきました。でも地球がなくなった後の未来まで考えて、何かを残そうとしている人がいるのなら、それには興味があります。
先人切って、そのくらいの未来へ何かを、と考えてみました。それはきっと精神レベルのものだと思います。オカルトめいたオチですみません。しかし、それで間違いないと考えています。