日本の履歴書には宗教を書く欄なんてありませんので、あまり、自分の宗教を意識することがありません。大部分の人が特に宗教を意識せずに生きていることと思います。
ぼくもまったくそのようで、お葬式のときに、ああうちは何とか宗だったのか、とか確認をする程度です。神社へお参りに行きますし、お寺にも行きます。中学生のときには、教会の日曜学校にも行ってましたので、イースターやったりクリスマスやったりもしました。
尋ねられたら無宗教と言います。
ところが、どうも染み付いているものがあります。「バチが当たる」ってやつです。「縁起も担ぎ」ます。「お天道さま」に見られているという感覚もあります。やはり神様の存在はあるのです。イエスでもブッダでも天照大御神でもご先祖様でもない、「カミサマ」がいる感覚です。
これが自然信仰のなごりなのでしょうか。
浅はかな考えで何の結論も出ません。特定の宗教は持たないのですが、カミサマがいると考えていることは間違いありません。そして、このカミサマの居る感覚はとても大切で、日本人のやさしさと真面目さを形作って来たもののように思うのです。