オランダとコスタリカの試合を観て、守るコスタリカの戦い方を、あまりおもしろくない戦い方だなぁ、と思いました。とにかく守って、カウンター攻撃にかけるようなやり方よりは、攻めて攻めて、ゴールを狙いまくるほうが好きです。実際、点が入らなくても攻めまくっていたベルギーやオランダの試合は観ていて楽しい。
どんなプロスポーツでもそうですが、プロフェッショナルということは観客を楽しませることも重要な仕事です。格闘技の試合でも、勝てるからって地味な技だけで、いつも判定で勝つような人はダメでしょう。
しかし、サッカーは割と引き分けを狙うということもあるスポーツなので、種目の性質上ある程度は仕方のないことなのかもしれません。さらにサッカーのワールドカップってよく考えてみれば、大体プロの選手が出ていますが、プロの興行という要素が少ないように感じます。国と国ということで、オリンピックとかもっと言えば戦争の代わりである、とも考えられます。なので、全然コスタリカのような戦い方もあり、ですね。
プロフェッショナルとして観客を楽しませるということよりも、国を背負って、(国によっては本当に)命がけでやっているわけですから、見栄えを気にしている余裕もありません。それがワールドカップというものなのだ、とオランダとコスタリカの試合を観て感じました。
なんてことを考えて、自国敗退後は気楽なものです。