数年前、扇町para-diceの「総帥にして音響監督」瀧井くんに薦められて使い始めました。
以来、ライブや練習ではずっとこれです。
使い続ける理由は3つあって、ひとつは、高めなぼくの声質にあっていることです。
ぼくの使っている音域がとてもこのマイクに合っていて、歌声が通りやすいです。
もうひとつは、超単一指向性なので、ハウリにくいことです。
多くのロックバンドは、小さなスペースで大きな音を出します。
ドラムのスネアやシンバルの音、ベースアンプからの重低音、ギターアンプからの轟音。
これらが渦巻くステージ上で、ボーカリストは自分の声をモニターしなくてはなりません。
しかし、モニターに返してもらう自分の声をあまり上げてもらうとハウってしまう。
そんな悩みをぼくも持っていました。
このSHURE BETA 87A にしてからは、モニターの音量も上げやすくなりました。
超単一指向性ゆえ、ステージに渦巻く音をあまり拾わないでいてくれるからです。
結果とても演奏しやすく、歌いやすくなりました。
ただし、超単一指向性ということですので、マイクに対してはしっかり正面から歌わないと自分の歌声も拾ってくれなくなりますので、その点は注意が必要になりました。
そして3つめ、やはりぼくにとっては十年以上hot buttered poolのライブを観てくれている瀧井くんが薦めてくれたことが大きいです。彼はhot buttered poolと同じ時代を走ってきたジャカランタンのボーカリストでもありますから。
万人に合うものではありませんが、合うときっと手放せなくなります。
【番外感謝】
昨日のライブ後、マイクをスポッと抜きましたら、ジャックのところが外れてしまいました。自分ではどうも直せなさそうだったので、その場で瀧井くんに修理をお願いしました。サッと、きっちり直してくれました。本当にありがとう!
ジャックと本体を留めているマイナスのネジが緩んでいたようです。
たまにはチェックしたいと思います。とってもうろたえました…。