台湾はある期間、日本に統治されていました。日清戦争後から太平洋戦争の終戦まで、約50年ほどです。ですので現代においても、日本の名残りが多くありますし、隣国ということもあるからか、日本の製品が沢山みられます。そして、日本語が案外通じます。英語で話しかけるより、むしろ思い切って日本語で話してみたほうが通じるかも、というくらいの感覚でした。
当然、日本語もよく見かけます。食事に行きますと、日本語で書かれたメニューを用意してくれているお店も多いです。屋台ではさすがにありませんが、テーブルに着いて食べるようなところでは、大抵は用意されておりました。
ある日、ある店で、食事とお茶を飲むため、メニューを見せてもらっていました。こちらが日本人であるとすぐに気づいて、日本語のメニューを見せてくれました。「あんなものはないだろうか、こんなものはないだろうか」とこちらが尋ねましたら、ちょっと待ってねという感じで、中国語のメニューを持ってきてくれました。ところが、もらったその中国語のメニューを見てみると、明らかにメニューの量が多いのです。そして何よりも、価格が安い!あれ?と思ってしっかりとメニューを見比べてみましたが、やはり同じ項目であるのに、価格が違いました。
中国語メニューをもとに注文したのは言うまでもありません。
もちろん、すべてのお店がそんなことではないはずです。が、念のため、価格だけではなく、メニュー数も違うかもしれませんので、中国語のメニューももらって見るようにしましょう。漢字なので、何となく日本人には想像つくものです。