結果やゴールの設定がすべて。

ALMA白帯

 

柔術を習い始めたことはすでに書きました。最初は組んでも何をして良いのかわからず、まったく動けません。止まっている間に、ポジションを取られて、極められて、参った!です。でも、こうやったらああなって、ああなったらこう返して、みたいな展開を読んだり、組み立てて行く感じが本当に面白い競技だと思います。

 

柔術のクラスに来ていた大学生の若者とお話ししました。柔道とかやってたんですか?と訊くと、いえ、サッカーです、と返ってきました。サッカー!全然違うけど上手ですね、何て感じでお話しました。

 

練習が終わって、その青年が柔術着を脱ぎました。すると、上半身がムキムキです。サッカーやってたのに、上がムキムキですね、と言いますと、はい、サッカーやらずに筋トレばっかやってましたので、と。

 

それを聞いたとき、思いました。結果や成果の分かり易さって大切だな、と。分かり易さというより、分かり易く自分なりに設定することの大切さと言いますか。筋トレは身体の形の変化という明快な成果があります。一方、サッカーという大きなくくりでは、個人の目標や成果の設定が大変むつかしい。チームプレーなのでなおさらです。青年が筋トレに精を出したのも理解できます。

 

どこに向かうかということを決めずにゴールにはたどり着きません。こんなこと、あらためて言うまでもなく当然のことなのですが、ゴールを見失ったまま、ついつい進みがちです。

 

どこに向かうのか、ということは意識するよう、やっていきたいものです。

 

チームプレーといえば、バンドも同じです。そこがむつかしさでもあり、おもしろさなのだと思います。