ぼくが高校生くらいになって、初めて缶のお茶というものが発売されました。1980年代半ばに、ジュースの自販機にお茶が並ぶようになったのです。お茶や水ってお金出して買う感覚がまだなくて、お茶を金出して買うの?みたいな雰囲気が最初はありました。
最初に出た伊藤園の「おーいお茶」がやっぱり美味しくて、他社もいろいろ出してきましたが、緑茶は「おーいお茶」だよな、って思っていました。
しかし、2000年を過ぎてから、サントリーの「伊右衛門」が出て、それは変わりました。単に違う味を自分が求めていたのか、「伊右衛門」が上を行くほど美味しかったのか、判断つきませんが、とにかくぼくにおける伊右衛門時代が到来したのです。
最近になって、その牙城も崩れてしまいました。
コカ・コーラの「綾鷹」が美味しいのです。コカ・コーラ社のお茶はないわ、と飲まずに存在を消していたのですが、あるとき飲んでみますと、これが美味しい。コカ・コーラやで、と思うのですが、どうしても美味しい。モヤモヤするけど、美味しいので、いまは、綾鷹時代が到来中であります。もちろん、ぼくにおける。
変な思い込みだとは分かっているけれど・・・
せやけどコカ・コーラって・・・なんかくやしい・・・でも美味しい。