似非関東弁 vs 似非関東弁

ボウルでホルモン

 

ぼくは神戸で育ちましたので、関西弁ではありますが、大阪弁というわけではありません。でも自分ではすでに神戸弁ではなくなっていて、大阪弁だと思っています。

 

東京では大阪弁で話しかけると、特に食堂で何かを頼むときなど、うまく通じないことが良くあります。え?と聞き返されるので、どんどん萎縮して、無口になっていきます。

 

それでも、最近はコツを覚えて、少し似非関東弁を最初だけでも使うと伝わりやすいことが分かったので、そのように実践してコミュニケーションが取れるようになってきました。

 

東京で仕事のお話をするときも、似非関東弁を用いることで、スムーズな会話のキャッチボールを心がけるようになりました。

 

今日もそのように似非関東弁でお話ししておりました。しかし会話が進むに連れて、大阪弁がどうしても出てきてしまいます。所詮似非ですから。やがて、状況が変化してきました。相手の関東弁も崩れ出したのです。

 

どうやら、向こうも似非関東弁だったようです。

 

なーんや!おまはんも関西のお方かいな!ほなこっからはお互い関西弁でやりまひょか、はっはっは、何てことにはなるはずもなく、その後も2割くらい関西弁が混じった似非関東弁での会話が続きました。

 

その2割の関西弁が気になって、ニヤニヤを打ち消すことばかりとなり、ちっとも話に集中できませんでした。