咳が出始めて耳鼻咽喉科に
4月ごろから喉に違和感があり、ずっと咳をしたくなるような症状に悩まされておりました。ちょっと声もかすれたりするし、まずは近所の耳鼻咽喉科に参りました。鼻からファイバースコープカメラのようなものをつっこまれて、鼻と喉を見てもらいました。おそらく鼻水が喉に落ちていって炎症を起こしているのでしょう、ということで、炎症を抑える薬と抗生物質をしばらく飲みました。改善されたようなされないような、という状態が続きました。
胃腸科へ行くことに
また、それからしばらく放っておいたのですが、食べ過ぎて胃が痛くなってグッタリすることがありました。これはもしや鼻水から来ているのではなくて、胃や食道から来ているものでは・・、と思い直し、あらためて、胃腸科に行くことにしました。
お医者さんでは逆流性食道炎の説明を受けました。してはいけないことのリストを見せてくれました。
- 前かがみの姿勢を続けない
- お腹を締め付けるような服装をしない
- 食べてすぐ寝ない
- お腹いっぱい食べない
- 脂っこいものを沢山食べない
など。
全部やってました・・。ウェイトトレーニングでベルト巻いたりするのも、袴をビシッと着けるのも良くはないみたいです。
プラスくよくよするような性格ですので、そういった要因もあるのかもしれません。
「胃カメラやっておきましょう」とまったく選択の余地もないタイミングで勧められて、予約して帰りました。鼻からか口からかの選択肢はありましたが、初めてなのでよく分かりません。なので、まずは口からにしておきましょうということになりました。
胃カメラ当日、胃カメラに至るまで
胃カメラ飲む前日は夜10時以降食べてはいけないことになっていました。もともと空腹には強いほうですが、最近はもりもり食べまくっていましたので、やはりちょっとつらかったです。
で、当日を迎えました。またまた心の準備も何もないタイミングでことは進みました。まずは「胃の泡を消す水」というものを飲みました。少しだけ甘くて、何ともありませんでした。むしろ喉渇いていましたので、美味しいくらいでした。そのあと、喉を麻酔するゼリー状の液体を口に含み、3分間耐えるということをしました。これが苦しかった!不味いし、喉のほうの感覚が麻痺してくるのが分かるし、2分55秒くらいで、たまらず渡されていたトレーに吐き出しました。でも、がんばりました。さらに、霧吹きのようなもので口の中の麻酔もしました。準備は以上です。
胃カメラが入ってくる
診察台に横になるように言われ、寝ます。脇腹を下にしたブッダスタイルです。この態勢になったころ、先生の登場です。そこまでは看護師さんがいろいろやってくれてました。ぼくの目線の先にはモニターがありました。これにオレの食道や胃が映るのか・・と無抵抗な態勢でぼんやり思っていました。マウスピースを噛まされて、いざカメラが入ってきます。基本的にはごっくんをしてはいけないとのことでした。喉の一箇所を通すときに先生が飲み込んでください、と言ってくれるので、その1回だけごっくんとします。その瞬間「お上手ですね。もう一番苦しいところが済みましたよ」と言われました。なんや楽勝やないけ、と思い、モニターをしっかり見る余裕すらありました。
胃カメラが踊る
ところが、カメラが胃の中に入って、十二指腸のほうまで行き、さらにぐりんぐりんとお腹の中を動き回ります。これが気持ち悪かったです。エイリアンを宿ったら、こんな気分なんだろうな、とか、いま思えば、まだ余裕のあること考えてました。お腹に空気を入れられたり、お腹の中の水を抜いたり、胃カメラを通じていろいろなことができるのだなぁ、と感心しておりましたら、終わりました。
ガンでもあったらどうしよう、と不安でしたが、胃や十二指腸に特に異常はなく、逆流性食道炎もうっすら白い程度の初期段階でした。しばらく胃酸を抑える薬を飲んで、ということでした。しかし、根本的に治さなくてはならないので、上記のやってはいけないことリストを参考に、摂生したいと考えています。
胃カメラは辛くない!
おそらく器具も進化しているのでしょう。昔、父親などから聞いた「胃カメラは大変話」とは随分印象が違いました。バリウム飲んで、放射線を浴びるより、胃カメラ飲んだほうが、確実だし、楽なんじゃないか、と思います。バリウムで何かあったら、結局胃カメラ飲むことになりますし。
受付けてもらってから胃カメラ終了まで、ものの30分程度でした。麻酔も1時間で切れますので、食事も普通にできました。下剤を飲んでバリウムをお尻から出さなければならないということもしなくていいです。
胃カメラの料金は健康保険が利いて、4,000円弱でした。できれば、胃カメラに慣れたお医者さんがいるようなところを選ぶと良いと思います。ウェブで胃カメラ自慢なんかをしているお医者さんが良いのではないでしょうか。多くやっているはずなので、おそらく慣れています。
長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました!