糸井重里のほぼ日刊イトイ新聞で、「言いまつがい」というコーナーがあります。
単語や言い回しを少し間違えてしまう、というようなものです。
そんな言いまつがいではないのですが、日常で、褒めようとして失敗することがあります。
「ほめけなし」とでも言いましょうか。
まずは、ぼくの友人の実話から。
とあるセレクトショップにて。
彼はマドラスチェックのジャケットを試着しておりました。
友人「さすがにこれは派手というか、やりすぎな感じっすよねぇ」
店員「お客さまほどアクが強いと逆にピタッとお似合いですよ!」
友人「・・・・・」
とまぁ、褒められようとしているのだけど、何か引っかかるような、そんな感じです。
今度は、ぼくの体験です。
長年お世話になっているクライアントの担当者さんに女性の部下ができました。
そちらの会社へお邪魔して、部下の方をご紹介いただいたときのことです。
担当者さん「こちらが中村さんです!中村さんにはとてもお世話になってるんですよ」
中村(ぼく)「あ、いえいえこちらこそ、いつも大変お世話になっております」
部下の方(女性)「はじめまして。新しく入りました××です。よろしくお願いいたします」
担当者さん「中村さんはねぇ、仕事をキッチリやってくれます。とても手が早いんですよ!」
中村(ぼく)「・・・・・」
部下の方(女性)(苦笑)
仕事が早い、と褒めてくれようとしたのでしょう。
相手が女性でしたので、余計に刺さりました。
おまけに、「お前が言うなよ」編です。
ぼくの友人がコンビニでおにぎりを買うときに、レジにて。
店員が袋に入れようとして、おにぎりを床に落としてしまいました。
店員「申し訳ございません!すぐに取り替えてまいります!」
友人「ああ、もういいですよ。ビニールに包まれてますし…」
店員「そーですよねぇ!気の問題ですもんねぇ!」
友人「・・・・・」
お前がいうなよ、が見事に決まった瞬間です。