男と女のイメージで世の中を捉えていることに気づいた

ドイツ語単語集

 

女性が好きです。女好きってことではなくて、「女性的なもの」が好きという意味です。どういう感覚なのかを説明したくて、この文章を書き始めていますが、なかなかむつかしそうです。たとえば、できれば女性専用車両に乗りたい、のです。いきなりたとえを間違ってしまったでしょうか。もっと言うと、四角より丸が良かったり、直線より曲線、Mr.よりMrs.やMiss、AndroidよりiPhone、GibsonよりFender、打楽器より弦楽器、山よりも海、という感じです。ぼくの勝手なイメージが多大に含まれていますが、これがぼくの感じている「女性的なもの」であり、あらゆる選択の判断基準になっているものです。

 

先の女性専用車両に乗りたい、などは、女性的なものに包まれていたいという感覚が近いです。女性になりたいというものではなくて、女性的なものに包まれていたい、これがしっくり来ます。精神分析にかけられたら、幼少時の母親との関係がどうの、と言われそうですが、そういうことはいずれまた自分で考えてみます。

 

こうやって考えてみるまで、自分自身が「女性的かどうか」でものごとを判断しているとは気づいていませんでした。hot buttered poolの音楽だって、男ばっかりでやってますが、よく聴いていただくと、女性的であることがお解りになるでしょう。男気とかそんなことどうでもいいんです。女々しいことのほうが大事です。

 

あらためて考えてみると、男女のイメージっておもしろい、ドイツ語やフランス語、スペイン語などにある男性名詞・女性名詞なんていう考え方は、きっとこの男女イメージの相当な刷り込みになるんじゃなかろうか。言語が思考形成の道具ならば、その形成には大きな影響があるはずです。男性名詞女性名詞の概念がない日本語には、女ことばと男ことばがありますね。あ、考えること増えた…。

 

男性名詞・女性名詞に触れるために、本棚のドイツ語単語集を引っ張り出してきて、またドイツ語を勉強してみようかな!

 

チュース!