シェルターのカメと歩行者にプレッシャーをかけてくる車のヒト

カメリちゃんのドヤ顔

 

横断歩道を渡っていると、人が渡り切るのを待ちきれない車が、クリープ現象を使って少しずつプレッシャーをかけてくることがあります。そないに偉そうにグイグイやらんでもええやないか、と思います。なにをとろとろわたりくさっとんじゃいちゃっちゃとわたらんかいぼけ、という気持ちもとても理解できますので、歩行者役のときはできるだけ小走りで渡り抜けるようにしています。

 

教習所で交通ルールを学んだ時、「道路では歩行者優先」ということを学びました。たとえ信号がなくても歩行者が渡ろうとしていれば優先されるのだ、ということを教わりました。事故を起こしてしまえば、それが人と車なら、車が圧倒的に不利であるということも、皆知っているはずです。でも、実際のところは、車が随分と幅を利かしていますよね。

 

先日、グイグイプレッシャーをかけてきた車がおりましたので、ドライバーの顔を見てやりました。そのときに気づいたことがあります。うちのカメさんと同じじゃないか、ということです。

うちのカメさんは、シェルターに入って、どや?という顔をして上を見上げます。甲羅の上にさらに大きなガードを得て、相当に心強い感じになっていることと思われます。車という大きなシェルター(ガード)を得て、おらおらと歩行者にプレッシャーをかけているヒトもまったくこれと同じです。

 

刹那、プレッシャーをかけているドライバーがドヤ顔のカメさんに見えてきて、思わずニヤニヤして横断歩道を駆け抜けることになりました。

 

思えば、ギターなんかの楽器を持っていきがって歌っていることも、カメさんと大して変わらないですね。バンドが大暴れしていても、カメがほたえとるわくらいに温かく見守ってくださるとうれしいです。