聖地後楽園ホールで、佐藤ルミナの引退式を観た。


 

ぼくはタイガーマスクがとても好きでした。小学生のときから好きで、その後、タイガーマスクの中の人、佐山聡がスーパータイガーとして、UWFを立ち上げたり、シューティングなんていうことを言い始めたときも、それについて行く形でファンでした。
 
シューティングはやがて修斗という名前になります。プロレスは本気である、つまりいま風の言い方ですと、ガチであると思っていましたので、修斗のような競技が出て来た時には目を覚まされた気分になりました。総合格闘技とかバーリ・トゥードとか、まだそういう言葉も聞かなかった時代です。

 

黎明期、その修斗を有名にした選手が佐藤ルミナです。正直、ぼくは佐藤ルミナ選手が活躍した時代のことを知りません。その頃、プロレスとかリングスとかUインターとかを観なくなっていました。自分がバンドを始めたので、格闘技を観るよりも、音楽を聴いたり演ったりするほうに夢中になったからだと思います。

 

佐藤ルミナさんの経歴を見ますと、1994年にプロデビューされています。hot buttered pool の結成と同じ年です。それを知って、なんだか(勝手に(^^;)感慨深いものがありました。試合を生で観たことはないけれど、引退される瞬間は見届けようではないか、ということで、後楽園ホールに行ってまいりました。

 

10カウントを同じ空間で聴き、しかと見届けました。ルミナ選手は、これからも修斗の普及と選手育成を続けて行くそうです。本当におつかれさまでした!

 

最後に宇野薫選手が言いました。
 

「もう一度言わせてください。ぼくの中で佐藤ルミナ選手が一番です」

 
あの時に言ったセリフをもう一度。シビれました。