派手な色をした生物になぜ毒があるのか?警告色とファッション

ドンちゃん

 

朝食の折、ふと、派手な色をした動物や昆虫のことを考えました。

赤や黄色の毒ガエルや派手な配色の毒蛇など、目立つ色をしている動物ほど、毒があったり危険だったりします。どうして、わざわざ目立つ格好をしているのか、目立たないように近づいて、毒をぶちかましてやればよいのではないか、と。

 

手元にあったiPhoneで調べてみました。

動物におけるそういった派手な配色は、「警告色」もしくは「警戒色」というそうです。英語では、Warning colourationとなります。つまり、周囲に対して警告を発しているわけです。「わしは危ないねんど!きぃつけえや!おうおう」と色で表現して、自分の安全を確保し、身を守っているということです。

 

人間が、いかつい格好をしたり、派手な格好をする(もしくは大きな音を立てて周囲を脅かす)行為は、実はこのような生物的な本能に基づくのだと考えたら、可笑しいですね。毒ガエルやガラガラヘビと同じようなことをしているのですから。とっても原初的な行動というか、文明的でないというか。人間はファッションなんてことに昇華して、賢そうな顔をしていますが、根本はここにあるのでしょう。

 

どういう格好をし、どんな態度をとるかということは、外とつながる第一歩ですから気をつけたいものですが、とてもむつかしい問題です。明日はどんな格好をしましょうか。そして、大きなギターの音でびっくりさせましたら、それは申し訳ありません。ああ、こいつは安全を確保しているのか、とあたたかく見守ってください。