ヨガを続けることと禁煙を続けること

善光寺

 

2012年の夏にヨガを習いに行きました。

その日から500日以上、ほぼ毎日ヨガをしてから寝ています。サボることは認められていますが、連休はいけないという教えどおり、たまにサボりますが、ほぼ毎日続けることができています。

 

何でもそうだとは思いますが、体調などが改善されていることを実感することってなかなか難しいです。ある日、劇的に効果が出た、というような類のものではなく、日々の積み重ねでいつの間にか良くなっていた、というようなものだからです。

 

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今ではすっかり吸わなくなりましたが、以前、ぼくはタバコを吸っていました。20代の後半に喉の調子を悪くしたことがきっかけで、(歌を歌いますからね)タバコを止めたいと考え始めました。しかし、禁煙しては、また吸い始め、を何度も繰り返していました。1年くらい止めていたのに吸い始めたこともありました。

 

長く禁煙を続けていたのに、吸ってしまったときに気づいたことがあります。口はネバネバしなくなっていたし、歯磨きをしてもおえぇっとなることもなくなっていたし、食事は美味しく食べられていたし、目覚めも大変良くなっていた、と。タバコを吸わない間に徐々に改善されていたさまざまなことがタバコを吸った途端に一気に蘇ってきて、「ああ、吸わないあいだに良くなってたんだね」と気付かされたのです。

 

毎日続けていると、ヨガでも同じようなことがあります。サボった日の翌日です。ぼくの習ってきたヨガは、夜に行い一日の疲れを取ることを目的としています。なので、毎日ずっと続けていたものを、一日やらずに寝てしまうと、翌朝とても身体が重たいのです。実は、この感覚に気づいたのは、ごく最近のことです。ようやく、習ったヨガを使えてきたのではないか、と思えるちょっとうれしい気づきでした。

 

40年間、不健康に暮らしてきた肉体は、まだまだ絶好調とまではいきませんが、日々厳しくヨガに取り組み、長く歌い、長くお点前をできるように、整えていきたいと思っています。