なぜApple Watchを買えないのか
時計だから仕方ないといえばそうなのですが、身体の状態などをトラッキングするデバイスとして捉えると、1日に1回充電しなくてはならないという仕様はまったく話になりません。ぼくがApple Watchに期待していたのは、心拍数や移動距離、歩数、消費カロリーなどのトラッキングです。実際、これらのことはできるのでしょうが、寝るときに外したり、家に帰ってきたら外したくなるような形のものは、ぼくの使用したい目的には合いません。
そして、なにより、形がダサい。
何とか買う理由を見つけようとするのですが、やはり買うところまで行きません。
Jawbone UP3が発表される
2014年末にJawbone UP3という製品が発表されました。UPはウェアラブルデバイスであり、技術的にもそれなりに枯れてきているので、UP3という3世代目の新製品には期待をしていました。充電は週に1回でよくて、完全防水で水泳もOK、寝るときも付けたままでよくて、睡眠の状態もトラッキングできます。こ、これや、わいのもとめてたやつや…とApple Watchの発表を尻目にJawbone UP3の発売日が確定するのを今か今かと待っておりました。
しかし!
Jawbone UP3の発売日は、当初の予定からかなりずれ込み、なおかつ完全防水ではなく、生活用防水仕様にグレードダウンすることになりました。さらに良くないことに、日本での発売は2015年の後半ということに。これはさすがに待ってられません。かといってApple Watchを買う気にもなれません。やっぱり無理です。
UP MOVE が必要にして十分な機能を備えていた!
路頭に迷っていたぼくは、ふと、Jawbone UP3と一緒に発表されていたUP MOVE の存在を思い出し、仕様を調べてみました。現行品である、Jawbone UP24とほぼ同機能を備えながら、価格は5500円程度。これはJawbone UP3が出るまで、このUP MOVEで予行演習するしかない、と心に決め、購入することにしました。
UP MOVEは100円玉くらいの小さなデバイスですが、Bluetooth通信でiPhoneのアプリ側と連携します。そのアプリで、トラッキングしたデータを管理、閲覧できます。管理できる情報は、歩数、消費カロリー、食事、摂取カロリー、睡眠の状態などです。
Jawbone UP3やApple Watchでは可能な、心拍数データのトラッキングこそできませんが、その他は必要十分です。そして時計型ではなく、クリップでどこにでも留められるので便利です。さらに驚くことに充電しなくても良いのです。ボタン電池で動作しますので、半年ほどは充電不要とのこと。Apple Watchと充電器を持ち歩くような生活を考えれば、これはもうどっちが良いか、という選択の余地すらありません。
Apple Watchはダサくて嫌だ、でもいろいろ身体の状態をトラッキングしたい、と考えておられるならば、いま、Jawbone UP MOVE が最高だと思います。
LINEスタンプの通知やiメッセージやメールが届いた、などの通知を手首で確認したいのであればApple Watchも必要かもしれませんが、その手のことはiPhoneで事足りるし、通知されるより自分のタイミングでチェックしたいと、ぼくは思っていますので、あらゆる通知機能なんて不要です。
通知機能の要不要もApple Watch購入の大きな判断材料になるのではないでしょうか。
最後にもう一つ、Apple Watchのダメなところは扱うのに両手が必要だということです!つり革につかまりながらAppleWatchを操作しているところを想像してみてください!でも今後には期待してます、本当です。