Bose QuietComfort 25 が本当にコンフォートでした。

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かさばるものは嫌いです。できれば折りたためたりしてコンパクトになるものが好きです。お茶室で使われる道具における好きなポイントもまさにここで、床(とこ)に飾られている巻物は文字通りくるくる巻いて仕舞うことができますし、点前に使う棚も分解してコンパクトになったりします。そういうところに、はぁええわぁ、と感動しきりです。

 

Bose QuietComfort 25 というヘッドホンを手に入れました。これも一応折りたたむことができてケースに仕舞うことができます。しかし!でかい!たたんだところで、でかいです。ケースに入るところもいいけど、やっぱりでかい!それなのに、これを選んだのは、イヤホンタイプだと耳の中が段々と痛くなってきて外したくなることが多いからです。その点、ヘッドホンタイプなら大丈夫なのでは、と考えたわけです。実際大丈夫でした。ずっと装着してられます。コンフォート!

 

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このQuietComfort 25 という製品にはノイズキャンセリング機能が備わっています。ヘッドホンの耳あての部分に付いているノイズキャンセリングスイッチを入れると、シャーっと鳴っていた世界がシーンとなります。音楽を鳴らしていなくても、です。話し声などはある程度聴こえます。特にキャンセルされるのはシャーっの帯域です。

 

シャーっの帯域がキャンセルされると何が良いかというと、これは乗り物に乗っているときにすごい効果を発揮するのです。特に新幹線と飛行機での使用が最高です。

 

シャーヒュンヒュンヒュン・・というような新幹線に乗っているときの音がシーンとなります。これに軽く音楽を流せば、東京から新大阪までずっと子どもがお母さんに質問を続けていたって気になることがありません。コンフォート!

 

飛行機内では映画を観ることが楽しくなります。同じ映像でも静寂があるので、視聴品質が相当アップします。実際に飛行機内で、「インターステラー」と「ゼロ・グラビティ」という宇宙もの映画を2本観ました。これらの映画では、宇宙空間の表現として「無音」が使われていました。ノイズキャンセリングのおかげでその「無音」の表現を「無音」と感じることができたことに驚きました。飛行機は適度に揺れているし、妙な臨場感を味わうことができました。

 

静寂こそ音楽である、と思っています。
その静寂を聴くことのできるこのヘッドホン、とても気に入りました。

 

ぼくは耳鳴りが激しいので、もはや静寂は耳鳴りなのですが、そんな人にも良いと思います!