袴を着付けるコツは腰板!トレーニングベルトにヒントがありました。

袴の腰板

 

茶道のお稽古のときは普段着でやってますが、本番のお茶会に参加するときはもちろん着物で、袴を着けています。普段のお稽古からしっかり着ていれば良いのですが、そういう風にたまにしか着付けないので、なかなか上達しません。しかし、最近になってようやく、袴を着けるのが少し上手くなってきました。ひとつ、意識するべきポイントを得たのです。

 

袴には腰板という、固い部分があります。最近とくにこの腰板をしっかりと腰に据えることが大切であるということに気づきました。腰板をギュッと締めて、背中からしっかり腰に当てることによって、背筋がスッと伸び、いわゆる「腰が入った」状態になります。

 

このことに気づいたのは、ウェイトトレーニングをしているときです。トレーニングをする際、ぼくは腰にトレーニングベルト(リフティングベルト)を巻いています。トレーニングベルトには、腹圧を高めて身体のコアを安定させる効果があります。結果、とくに腰などの怪我をしにくくなり、より高重量のものも扱いやすくなるというメリットがあります。

 

このトレーニングベルトを初めて巻いたとき、袴の腰板と同じ!とすぐに感じました。背中側からしっかりと腰を支えて、さらにお腹をベルトで締め込んでいる感触は、まさに帯と袴の腰板がもたらすものと同じものでした。そして、そのことに気がついて以降、袴の着付け方への意識が変わったのです。

 

袴を着付ける際、腰板を腰に当てて紐で腰に縛り付けるところ、ここを特に気を付けます。しっかりと腰板が腰に当たるように着付けるのです。これで、腰が入りますし、立ったり座ったりする所作も楽になります。茶道をされている男子の方で、どうも袴がピタッと来ないとお悩みの方は、ぜひ試してみてください!