1月は初釜、お菓子はもちろん花びら餅

待合のカメさん

 

本日は、初釜に行ってきました。初釜というのは、新しい年を祝うお茶事です。一般的なお稽古場でどうなのかということははっきり知りませんが、ぼくの通っているお稽古場では、1月のお稽古が始まる前に、まずはこの初釜があります。

 

お茶会の流れも、その他のお茶事ほど格式張っていなくて、和やかな雰囲気で進みます。主菓子、濃茶をいただいて、お酒が振る舞われました。その後、薄茶席に移って、お干菓子と薄茶をいただきました。そして、お膳で点心とお酒をいただいて終了です。

 

花びら餅

 

主菓子は、花びら餅です。ごぼうがお餅にはさまっていて、白味噌の餡が入っています。この餡が何故かフルーティな風味を醸し出します。毎年初釜でいただきますが、毎年そのフルーティさ加減に驚いております。

 

どうして白味噌やごぼうなのか、というと、お雑煮に見立てているからだそうで、そう聞くとめでたい気分もさらにめでたくなってきます。裏千家の初釜でこの花びら餅が使われる理由は、11代の玄々斎の時代に宮中から、花びら餅のルーツである菱葩(ひしはなびら)を初釜で使うお許しを得たというところに遡るそうです。

 

初釜の時期しか食べられないし、もっと食べたいなぁ、と思っていましたら、おみやげのお弁当とともに、花びら餅も1パック頂戴しました。今年はちょっと贅沢にお家でもたくさん花びら餅を味わえます。

 

おみやげの花びら餅

 

お正月のりゅうちゃん