九份は、映画「悲情城市」の舞台や「千と千尋の神隠し」のモデルとして昨今有名になった山の上の街です。残念ながらぼくは、どちらも観ていないので、特別な思い入れはなかったのですが、そんな思い入れなどなくても、充分に異世界、異空間を味わえる素敵な場所でした。
ぼくが参りました日は、雨でしたので、下に広がる海を観ることはできませんでした。それでも、霧が立ち込める九份は美しく、雨でも行ってみる価値がある、とぼくは思います。この地は台湾でも屈指の観光地ですので、いつ行っても人が多いと聞きます。雨だし、平日だし、空いているのではないかなぁと思っておりましたが、甘かったです。関係なく、とても混んでいました。
こちらには、沢山の茶藝館があります。つまり、中国茶を楽しめるスポットが多いということです。千と千尋の神隠しっぽい、ということで有名な「阿妹茶酒館」や歴史のある建物で有名な「九份茶坊」などが人気です。しかし、ただでさえ人が多いのに、これらの人気茶藝館は、行列ができるほどの状態です。
そこでオススメしたいのが、「樹窟」です。建物は格好良いし、中もいろいろな席があり、見晴らし優先とか内装を楽しみたいとか選ぶことができます。茶藝を愉しむこともできるし、お料理も出してくれます。まさに隠れ場レストランと言えます。他の人気スポットは、歩いてれば大体目に付くのですが、ここは簡単な場所にありません。かと言って、そんなにむつかしい場所にもありませんので、ぜひ探してみてください。
雑踏を離れて、かなりゆっくりと食事と中国茶を味わうことができました。
教えたくないほど、オススメしたい!