外国人との不快だと思うポイントの違い

bad-manner

 

よその国へ行きますと、ズルズルと音を立ててパスタを食べてはいけなかったり、ゲップが下品とされたり、鼻をズルズルすすったりすることがよくないマナーである、ということが言われます。そういうことには気をつけたいと思うので、渡航した際にはなるべく配慮をこころがけています。

 

過日、電車に乗っておりましたら、金髪でカートコバーンのような髪型をした白人さんが席に座っていました。そのとなりにはイヤホンを付けてスマホをいじっている若い女性が座っておりました。しかし、ここで事件が起こります。その女性が風邪なのか、鼻をずっとすすっているのです。そしてすするだけではなくスマホを持っていない方の手で鼻をグチュグチュさわります。オオ、グローウス!です。(となりのカートを代弁しました)

 

案の定、やれやれといった感じでカートは席を立ちました。

 

カートが席を立ったあとも、その女性はずっと鼻をすすり、グチュグチュやってました。ここは日本なので、一応そういうことをやっていても誰も何も注意しませんが、さすがに注意したくなるくらいにひどく、カートに申し訳ない気持ちになりました。でも、「鼻をすするのは良くないマナーですよ!ティッシュをさしあげますから、かんでください!」なんて言えるわけもなく、関与せずにおりました。ごめんねカート。

 

カートは耐えられなくなったのか、「ストッピ!(Stop it!)」とイヤホンをした女性に吐き捨て、少し離れたところまで歩いていきました。もちろんその女性には何も伝わっておりません。

 

その後、カートはスマホを取り出して、車内に響き渡る大きな声で通話し始めました。おいおいどないやねんマナー違反返し!?・・・いや、そんなつもりもなさそうなので、普通の行為だったのだと思われます。

 

日本人の女性も外国人の男性も普通の行為をしていただけ。
しかし、そこには美意識や価値観の違いで不快な気持ちが生まれてくるのでした。

 

そりゃ戦争も終わらんわな、と思ったできごとでした。