格闘系ジムと茶道の社中とライブハウスの共通性

あざ

 

格闘技系のジムというものに初めて所属しました。これまではスポーツジムの会員になって、勝手に器具を使ってトレーニングしたりしていました。スポーツジムは誰にも干渉されることなく、行きたいときに行って本当に勝手にやる感じでした。しかし、格闘技系のジムというと、道場な感じであり、スポーツジムなんかよりずっと皆が声をかけてくれるし、何だか仲間感があります。蹴られたり殴られたりして痛いですけど…。

 

ジムには代表者がいて、大体その人がプロであったり、元プロであったりします。その人に皆が慕って集まっているのです。そして、直接技術を教えてもらったり、丁寧にアドバイスをしてもらったりできます。

 

このジムの仕組みがとても茶道の社中に似ている、と感じました。
先生を慕って、皆が集まり、切磋琢磨している。月謝制というところも似てます。習い事、お稽古事というものは少なからず、こういう仕組みのものなのかもしれません。

 

もしかしたら、バンドとライブハウスの関係もこんな感じなのかもしれないとも思いました。月謝ではありませんが、多くのバンドがお客を呼べないうちからノルマを支払っています。そして、ライブハウスやブッキングマネージャーを慕っていろいろなバンドが集まり、互いに切磋琢磨してます。全部が全部そんなのじゃないとは思いますが、そのような要素を強く感じます。

 

お布施を払って、お寺に集まるのも同じ構造ですよね。

 

所属を選べるのなら良いのですが、義務教育みたいなものだと、選べないので、不幸が起こりそうです。ただ、義務教育という段階での、協調性の育成はとても大切なことである、ということは分かります。はじめから自由に選べるとなると、社会がもっとおかしい方向になるでしょうから。いや、でもそこから逃れられないのも問題ではありますね。