ウェブの情報ってカスタマイズするほどに視野の狭い人間になっていく

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最近、積極的にtwitterやfacebookを見てみようと思って、よく使っています。また、Gunosyなどのニュースアプリを使ってみたりして、自分向けに選択されたニュースなどを楽しんでいます。twitterやfacebookも自分が観たいものだけを観ることができるのでたしかに便利です。やってみて感じましたが、この「自分向け」ということがワナで、これって結局、自分の好きなものしか見ない偏った情報収集になっていないでしょうか。街を歩いていて、自分の好きなモノが目に入ってきた、という感覚とも違います。タブレットやスマートフォンの画面に、これどうぞ、と差し出されてくるわけですので、身体的な感覚はおろか、ともすれば目線の動きすらなくなってます。これはとても危ないと思うわけです。

 

危ないというのは、それだけになっては危ない、という意味です。そこから何かを得ること自体は悪くないのですが、そこからだけはまずい。身体感覚を使ってキャッチすることが重要なので、できれば外を歩いたり、人に会ったりしたほうが良いのだろうな、と思います。

 

ぼくがたまにやる方法(エクササイズ?)をご紹介します。

大きめの書店に行き、購入しなくても良いので、雑誌コーナーで自分のまったく知らないジャンルの雑誌を開くのです。世の中の趣味というのは大変多様で、こんなものにも専門誌があるのか、と驚かされます。そして、学ぶべきことも多く、本業や自分の好きなことへの応用がひらめいたりするものです。ぜひやってみてください。

 

茶道に興味がない人、ロックバンドやライブハウスに興味がないけれど、このページをご覧いただいている方には、ぜひ茶の湯の体験や稽古場見学をしたり、ロックバンドの演奏を観にライブハウスへ行ってみたりして欲しいです。ネットで情報を集めているよりも、きっと重要なひらめきや学びがあるはずですよ。