1ヶ月ほど旅に出たりすると、帰ってきて、なんだこの不要物だらけの部屋は、なんて思います。それは、もっと英語勉強しておこう、と帰国したときに思うのと似ていて、すぐに薄れていってしまう感覚です。しかしながら、1ヶ月間それらの物がなくても生活出来ていたのは確かであり、そんなものなくったって充分に楽しく暮らすことができていました。こういう考えをきっかけに、時折物を手放したくなります。
世の中には病的に捨てたい人も居るようで、「じみへん」で有名な漫画家、中崎タツヤ氏は、読んでいる本の読み終わった部分すら、もう捨てたくなって、破り捨てながら読むと言います。ここまで行くと、もうミニマリストとかそういう括りでもないような気もしますが、相当気持ち良いだろうことは想像できます。少し(多分少しだけ)うらやましいとすら感じます。生じた瞬間に滅していくを実践しているようで、とても仏教的です。
ぼくの母は物を沢山持つ人でした。一方で父は引っ越すと言ったらダンボール箱3つくらいで済む感じです。だからというわけではないですが、自分にも両面があるように思います。しかし、ダンボール3つは、なかなかむつかしい。
そこのところの考え方を父から学びたいものです。