左手でApple Magic Trackpad を使う。

magictrackpad

 

ケガで右手の自由が利かなくなって、さまざまなことを左手でやっています。
このように長い期間、右手を使ってはいけない、という状態になった記憶がありません。ほとんど初めて、超右利き人間が左手の使用を強いられているという状況です。

 

親指のケガですので、完全に使えないわけではありません。「つかむ」とか「つまむ」ということがうまくいきません。だから、お箸を使うとか柄杓を扱うとかピックを持つなどということが右手でできません。だから、お茶は点てられないし、ギターもうまく弾けません。

 

さらには、仕事で使っているパソコンでマウスをうまく握れません。しかし、いつも使っているMacBook Airに付いているトラックパッドなら掴む必要がないことに気づきました。そこで、単体で販売されているAppleの純正品である「Magic Trackpad」を買うことにしました。

 

これなら右手でも操作できるのですが、この際なので左手で使ってみることにしました。3週間ほど使っていると、充分に慣れてきました。利き手でない分、細かい作業が重なると時間がかかってしまい、精神的にも肉体的にも疲れを感じますが、それ以外のところでは、なかなか良い感触を得ました。

 

これで、右手が復活したあかつきには、右手にマウス、左手にトラックパッドという状態が実現します。ウェブのブラウジングはトラックパッドを利用したほうが断然操作しやすいです。イラストレーターやフォトショップなどのAdobe製品を使う際には、左手でショートカットキーを入力しまくるので、マウスだろうがトラックパッドだろうが、左手で操作することは著しく効率を下げてしまいます。

 

そう考えると、左側に置くトラックパッドはウェブやファイルの閲覧用ということになるのかもしれません。

 

超右利き人間のぼくは、3週間経っても、左手でうまくできるようになったのは、トラックパッドの操作とスプーンで何かを食べることぐらいです。ギプスが外れても、もう少し左手を使えるように努力していきたいと考えています。