セルロイドの眼鏡フレームを自分で磨いてみる

泰八郎謹製Premiere1

 

もう10年近く使っています。泰八郎謹製という鯖江で手造りされたセルロイドフレームの眼鏡です。購入当初はピアノのようにピカピカでツルツルでした。そして、シルバーのパーツも新しいのでとにかくピカピカでした。人とお話ししててもどうもこのシルバーのピカピカが気になるらしくて、なんとなく目線が合わないということがよくありました。とにかく、そのくらい使い始めたころは輝いていました。

 

しかし、時が過ぎて、セルロイドにもくすみが見られてきました。シルバーは割と早い段階から落ち着いた色になっていました。そこは、素材の味として楽しんでください、ということでしたので、そのとおりに経年変化を楽しんできました。

 

ふと、セルロイドの眼鏡フレームって磨き直しとかできないのだろうか、と思いました。眼鏡屋さんによっては、セルロイド製フレームの磨き直しをやってくれるというお店もありそうでした。製品を送って、磨いてもらって送り返してもらう、というようなサービスもありました。

 

なんだか、送るのもなぁ、ということで決め手に欠けました。

 

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時計のプラスチック風防を磨くために買った「サンエーパール」という磨き粉を持っていることを思い出しました。ひょっとしたら自分で磨けんちゃうんとの無謀な思いつきに心が支配されてしまいました。サンエーパールは結構な量が入っていまして、時計の風防を磨く程度であれば、一生分はありました。いや、来世でも使えそうなくらいです。

 

最初は目立たない耳にかける部分にサンエーパールを塗って、指でゴシゴシ磨いてみました。すると、根気が要りますが、なかなかよい感じに輝いてきました。これはいける!となって、丹念に全体をゴシゴシやりました。さらにシルバーのパーツ部分も磨いてみたところ、こちらも輝きを取り戻しました。

 

セルロイドなので、どうしても質的に変化してしまった部分はさすがに元のように、とはなりませんが、磨いてやることで、まさに「味」と言っても良い感じのものが出てきたように思います。使い込まれているけど手入れがされている感じとでも申しましょうか。

 

お店で磨いてもらうのも良いですが、自分でも案外簡単に磨けます。セルフレームの眼鏡を持っておられる方には大変オススメなサンエーパールでの自宅研磨です!