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茶道

  • 2014年2月26日

茶の湯における音 〜花月編〜

  茶道のお点前の中に「花月(かげつ)」というものがあります。正確に言うと、お点前の中に「七事式(しちじしき)」があり、その中の一つに「花月」があります。七事式というのは、江戸時代中頃に表千家と裏千家が共同で、茶道をより深く修練するために、と考え出されたものだそうです。その七事式の中で、初心者がまずお稽古させてもらえるのが花月之式(以下、花月と書きます)です。   花月は数人で […]

  • 2014年2月24日

心斎橋のライブハウス、火影に出るよ!火影の意味を調べました。

  2014年3月6日(木)、hot buttered poolが心斎橋のライブハウス、火影(HOKAGE)に初出演いたします。 火影のお名前はよく聞いてましたが、なかなか出演機会がなく、ようやく出演できることになって、大変うれしく思っています。辞書で調べてみましたら、火影とは、「灯火の影」のことだそうです。茶の湯の茶事には「夜咄(よばなし)の茶事」というものがあって、夜に開かれるお茶会 […]

  • 2014年2月23日

茶道のお稽古で自然と養われて行く眼力

  茶道を始めて、最初のうちはさっぱりわからない茶の湯における「美」が、なんとなく身に付いて来たように思います。もちろん、初心の者でありますので、たかが知れているレベルでのお話である、と添えておきます。しかし、非常にゆっくりではありますが、何が美しいのか、ということへの意識が少し芽生えています。   ぼくはお花のことが苦手です。さっぱり名前を覚えられないし、生けるセンスもまった […]

  • 2014年2月21日

琉球南蛮、鉄のような輝きの壺屋焼「鬼の腕」を床に飾りたい・・

  お茶のお稽古場で、床(とこ)にずっしりとした感じの花器が飾られていることがありました。重厚さが感じられるのはその鉄のような色合いからでしょうか。生徒さんの一人が、「先生、これは鉄でしょうか」と尋ねたくらいです。先生が「これは沖縄の焼き物です」とおっしゃいました。このときがぼくと沖縄の焼き物との出会いでした。そのときは、沖縄で焼き物って…とピンと来ない感じがしていました。   […]

  • 2014年2月17日

茶せんが超デカイ!沖縄の茶道?ぶくぶく茶って

  以前、お茶の稽古場の人が沖縄でぶくぶく茶なるものを体験してきた、というお話をしてくださいました。そのときは抹茶を使った少し変わったお茶なんだろう、と思っていました。しかし、実際のぶくぶく茶は、想像とまったく違うものでした。   まず、メニューを見ると、ぶくぶく茶の他に、ぶくぶくコーヒーなんていうものも見つかります。お茶だけじゃなくて、コーヒーもぶくぶく?と興味をそそられるの […]

  • 2014年2月13日

文化のミックスにかかる時間の大切さ

  沖縄の焼き物(やちむん)が茶人の人気を得たのは、その南蛮らしい異国的な風合いと和的な趣きがミックスされているからです。そこに南国のおおらかさも加わり、他にはない独特な雰囲気、風合いを沖縄の焼き物、壷屋焼は持っています。しかも、その雰囲気は、アレとコレを合わせてホイみたいなものではありません。じっくりと時間をかけて交わって(ミックスされて)きたものなのです。   今の時代は、 […]

  • 2014年2月8日

機材盗むのとかやめーや!GPSで捕まえろ。

  お茶のお稽古場は、今の感覚で言えば、とても不用心です。ひとところに皆んな荷物を置いてあります。財布とか時計、携帯電話などをお茶室には持って入りませんので、そのような貴重品が誰も監視することのない状態で置かれているのです。   お茶のお稽古場に通い始めた頃は、ぎょっとしました。しかし、1970年代から80年代くらいまでは、日本ってこうだったよなぁって思い返しました。家の鍵だっ […]

  • 2014年2月3日

茶道を好きなぼくが大相撲を好きになったのは自然なことでした

  2013年に両国国技館に本場所を観に行きました。地方巡業を観に行ったことはあったのですが、本場所はこれが最初でした。それ以来、にわかに大相撲のファンになっています。   これまでもプロレスや格闘技を好きでよく観てきました。しかし、相撲への気持ちは格闘技としての興味ということではないように感じています。ではどこに惹かれたのかというと、日本文化が凝縮されている部分です。つまり様 […]

  • 2014年1月29日

9億円で落札されたというカメの香合を観てきた!

  かつて藤田美術館の近所に住んでいました。男爵と呼ばれた人の邸宅が残っているというようなことは知っていましたが、その藤田伝三郎男爵が茶人であったということを知って、興味を持ったのは、自分が茶道を習い始めてからです。   数寄者、藤田伝三郎の収集物を観られます 藤田伝三郎さんは、数寄者(すきしゃ、すきものとも読みますが、好き者ちゃいますよ)で、多数の美術品を収集されました。そし […]