茶人的猫 / ZEN CAT を開けるとね

茶人的猫を開くと

 

先日、お茶を習っている教室の先輩の方にhot buttered poolのCD「茶人的猫 / ZEN CAT」を差し上げました。さっそく聴いてくださったとのことで、いろいろと感想を言ってくださいました。

 

般若心経読むの?って訊ねられました。ある日なんとなく覚えたくなって、ぼくは般若心経を暗記しました。そして、確かに唱えることもあります。でもそんなこと言われたのは初めてで、どこからそんなことを感じられたのか、不思議です。「空の彼方」の歌が念仏にでも聴こえたのでしょうか。
 


 

お茶と音楽と融合しているのがいいねって言ってくださいました。これはとてもうれしいことです。全然違うものではありますが、ぼくの中では大して変わらないことだからです。融合したいという思いも持っているので、そう取っていただけるのはとてもうれしいことです。

 

CDケースを開けたら、あれはお茶ですね、と気づいてくださいました。さすがお茶をされている方。CDのケースを開けたところは、黒樂の茶碗に抹茶が練られている様を表現しています。これに気づいてくれて、ぼくにそう言ってくれた人はこれまでにありませんでした。このCDを持っていらっしゃる方、また、これから買ってくださる方、ぜひ、パカっと開いたそのところを見てください。一盌(いちわん)のお茶を、の心を込めて、1枚のディスクを差し上げています。

 

昨日の記事で書きましたように、曲順なんて好きなように聴いていただいたら良いのですが、曲順も曲間もとても考えて並べております。本当のことを言いますと、一度最初の曲から最後の曲まで通して向き合っていただければ幸いです。