抹茶を飲むと胃がよくなる理由は…

三丘園 松の嶺

 

いつも胃が重たいなぁと思っていても、稽古場で抹茶をいただけば、胃が軽くなります。そのことを前にも何度か書いたのですが、茶友の若者に「それは抹茶が胃の働きを抑制してるからですよ」というようなことを言われました。

 

てっきりぼくは、胃の働きが良くなっているから、胃も軽くなるものだと思い込んでいましたので、にわかには信じられませんでした。しかし、どうやら本当のようです。また、とくにぼくのケースにはそれが当てはまりそうです。

 

お茶には苦味をつかさどる成分タンニンが含まれています。鉄瓶や鉄釜で沸かしたお湯で抹茶を淹れると、このタンニンが鉄分と結合して、苦味成分が柔らかになることはすでに書きました。このタンニンがまた活躍しているようです。

 

タンニンが胃酸の働きを抑制するそうです。ぼくは専門家ではありませんので、なんら科学的な裏付けがあるわけではありません。ウェブでちょっと調べて出てきた知識でしかありません。しかしながら、何となく実感として胃が鎮まる感覚があります。やはり、胃の働きが良くなるというよりも鎮まるという感じです。

 

この実感を踏まえ、ぼくはこの説を信頼したいと思います。