ぼくもおすすめされたんです。ドラムのアタくんに教えてもらって、Breaking Badというドラマを観ています。主人公のウォルターという化学教師が肺がんを患い、命ある内に、家族にお金を残そうと科学の知識を駆使してドラッグを作りはじめる、というお話です。
ぼくは母を肺がんで亡くしているので、ウォルターが咳き込んで苦しんでいる様子などはなかなか辛くて、観るのやめようかなという気持ちになりましたが、それ以上にストーリーがおもしろくて、継続して観ることができています。
ぼくは2013年初夏にニューメキシコに行き、サンタフェやアルバカーキを訪れました。現地の教会では、スペイン語でミサが行われていたことに驚きました。そして、ネイティブとスペインとメキシコとの文化が入り乱れています。ニューメキシコ州の位置がメキシコに近かったり、歴史上スペインがルーツの人が多いということが原因です。なので、とにかくいわゆるアメリカではない雰囲気が漂っている地域でした。また、南西部の人々はオープンでとても優しいし、自由を重んじる国であるアメリカらしさを感じました。特にサンタフェは治安も良く、安心して過ごすことができました。
しかし、Breaking Badのドラマの中では、メキシコのマフィアとの取引きや、ドラッグ文化の描写などがあり、ニューメキシコ州はとても怖いところ、という印象が残ります。正直、観てからだったら、相当ビビっていただろうと思います。
まだ途中までしか観ておりませんが、本当によくできたお話で、出演者の演技力もすごいと感じます。そして、登場人物に無駄がありません。いろいろ意味があり、伏線もたくさん巧妙に散りばめられています。ぜひ、おすすめしたい海外ドラマの一つです。