マスクのルールが分からない。分断はどうにかなるものなのか。

マスクをして山の中を犬連れで歩いていると、阿呆らし、と思います。人がいないからです。ひと気の少ない道ですが、たまには人とすれ違うこともあります。向こうからマスクをしていない人がやってきます。もうしわけなさそうに手で口のあたりを覆います。いやいや、こんな誰も歩いていないようなところでマスクをしていないなんて当たり前、ぼくも本当はこんな山の中でマスクなんてして阿呆らしいなぁ、と考えてるんですよ!というお気持ちを表明することもできず、なんともこちらももうしわけないような気持ちですれ違うしかありません。身も心もすれ違いです。

「コロナはただの風邪」と考えて、そう考えている者同士で楽しんでいることは結構ですが、そう考えていない人たちへ、君たちは間違っている、ということを街のど真ん中でつばきを飛ばしながら訴えたとしても、それは知らんがなオブ知らんがなです。いや、知らんがなバーサス知らんがな、か?知らんがなオン知らんがな、か?知らんがなオア知らんがな、か?どないやねんオブどないやねん、か。知らんがな。どないやねん。

この分断をどうするべきか。

個人が、自分の考えと違う人たちと関わらないようにするというのは簡単です。が、そこに歩み寄る方法はないものか。まぁ、みんなが一緒である必要はないし、それぞれ好きなことができて、でも、税金を払うことで国民としてきれいな水が飲めたり、水洗トイレが使えたり、安全な道路を歩けたりすれば、それで良いのか。良いのだと思う。せめて隣に迷惑をかけないように生きよう、くらいのことだけ守っていてればよいのではないか。それも嫌なら、せめて法律だけでも。

この分断を利用しようとしている者たちもいる、ということくらいには気をつけておきたいものです。おどらなそんそん、か。

阿呆言うてやんと寝よ。