忘却により2度行われた熟考

 

里帰りで四国にやって来て、目当てにしているうどん屋さんに入りました。これまでに5回や6回はここで食べています。

 

何度来ても、毎回注文決定に悩みます。それは滅多に来られないからで、せっかくなんだし、また今度はいつ来られるか分からないし、ということで真剣にメニューと対峙し検討します。

 

前は、焼きうどんを頼んだので、今回は普通のうどんにしたいと考えました。定食はお腹いっぱいになり過ぎるだろうからやめておこうと悩み抜いた挙句、かき揚げうどんに決定しました。

 

注文品がテーブルに届きました。なんと、かき揚げが2枚!そして、最初からうどんに乗っけてあるのではなくて、セパレートで出てきました。おおわかっとるやんけのせてあったらふにゃふにゃになるけんね、と嘘くさい四国弁でつぶやきました。

 

と、そのとき。

まったく同じ感動を以前、このお店で味わった記憶が蘇ってきました。かき揚げうどんを頼んだことがあったのです。熟考したつもりが、以前と同じパターンにハマり同じ物を注文していたようです。

 

新鮮に同じ感動を2度味わえたというのは喜ばしいことのようですが、これってどうなんでしょうね。いろいろ真剣に選んでいるようで、忘れて同じ物やことを選択しているのかもしやないなぁ、と、トホホな気分になりました。

 

すっかり食べたことを忘れていたかき揚げうどんは、最高に美味しかったです。また、頼んじゃうかもね。もう忘れないよ。