身体が軽くなる毎晩のヨガ、差異の観察

 

hot buttered pool としてはめずらしく、もしかしたら初めてかもしれない2日連続のライブをしました。もう40代も半ばになろうか、という年齢ですが、20代のときよりも身体が楽です。筋肉痛もほとんどなく、とても調子がいい。

これは間違いなく、ここ300日ほど毎晩続けているヨガのおかげだと思います。

 

2012年の夏、山奥(でもないかもしれませんが、雰囲気です)に住むヨガの先生を訪ねて行きました。ずっと行きたかったし、通いたかったのですが、ちょっと遠いので、実現できずにおりました。しかし、ようやくその機会をつくることができ、本来は数ヶ月かけて教わるものを、3日間で伝授いただいたのです。

 

そして、それからは、ほぼ毎晩、伝授いただいたポーズによって一日の疲れを取り、眠りにつくようになりました。アメリカへ旅行に行こうが、ライブからの帰りが夜中の2時になろうが、ヨガをやってから寝ます。ポーズは19ありますが、3ヶ月くらいしたら、10分以内でできるようになりました。なので、今は、寝る前に10分だけ、と自分に言い聞かせて、面倒でもやり続けています。10分間だからか、なんとか続いています。

 

事故で患ったムチウチの首も随分良くなり、ゴムのバンドを巻かなければ、ギターを持って立つことも出来なかった腰は完全に良くなりました。もしかしたら、耳鳴りも治るかも、と期待を持っていますが、今のところは、よくわかりません。

 

毎日同じことをやるということは、それだけ聞くとつまらない感じですが、毎日同じポーズを同じ順番でやっていても、毎日少しずつ、あるいは大きく違いを感じます。それが「身体の声を聴く」みたいなことなんでしょうが、とにかく、昨日と違う感覚を発見することができます。それは禅の考えにも通じていますし、禅の影響を受けている茶道の世界でも同じなんだと思います。同じことをしているようで、実は違う。

 

同じ瞬間なんてない、ということが何かを継続し、観察することによって明確になるように思うのです。だから、同じフレーズを弾き続けることにも意味があり、ワンフレーズをサンプリングし、並べたのとでは、違う何かがそこにはあるから、ぼくはそれを自分で弾くのです。