ローリング・ストーンズが好きです。初めての来日のとき、神戸から東京ドームにも行きました。豆粒ほどのミック・ジャガーでしたが、近所で同じ空気を吸っているってことに感動したことを覚えています。
大学生の頃は家でもよくストーンズを聴いてました。デビューアルバムや初期のナウはとても気に入って、何度も聴いてました。ストーンズは各時代にフィットした音作りをしてきましたので、80年代くらいまでのストーンズを聴けば、ちょうどロックの歴史を勉強する感じにもなりました。
また、初期のストーンズが傾倒していたブルース音楽を知り、カントリーブルースを聴くきっかけにもなりました。そんなこんなでストーンズを中心にロックの歴史を学んでいました。
しかし、いつからか、めっきりストーンズを聴かなくなりました。
数年前に、CDとか格好悪いわ、と感じ、音声データだけ残して、沢山処分しました。でも、もちろんモノとして持っておきたいCDも数枚ありました。友人のバンドのCDやその他ジャケットが好きなCDなどは残しました。すべて集める勢いで買っていたストーンズのCDもほとんど処分したのですが、1枚だけ置いてます。それが「メインストリートのならず者(原題:Exile on Main St.)」です。
家でストーンズをほとんど聴かなくなりましたが、外で鳴っているととっても気持ち良く聴こえます。なので、ぼくにとっては、偶然どこかで聞こえてくるストーンズが最高です。なかでもそれが、この「メインストリートのならず者」に入っている曲だったりすると、ええわぁ、となります。
バッタリ出会うのも最高ですが、いつか、レコードを買い、屋外で聞こえてくる感じではなくて、盤面に針を落とし、一曲一曲とじっくり向き合って聴くということをしてみたいです。ええわぁ、となりますね、きっと。