台湾にしばらく行っておりました。台湾ではほとんどの人が中国語を話しています。ぼくたち日本人は漢字のおかげで書いてある文字に関しては、ある程度それが何であるかを理解できます。しかし、聴く方となるとさっぱり何を話しているのか分かりません。
王将での注文の取り方や麻雀などで培った適当な中国語で、数字くらいは何とか分かりますが、その他はニーハオやシェシェ程度です。はい、いいえ、要りません、などの重要な中国語はすぐに覚えましたが、コミュニケーションを図るところまではなかなかです。台湾の方が日本語を少し分かってくれるのに終始甘えておりました。
台北では、なぜか欧米人を見かけることが少なかったのですが、たまに見かけて近くで英語を話されていると、おお、分かる分かる!となりました。おそらく、気分の問題でしかないのですが、まったく分からない中国語に比べると分かる単語が多くて、随分英語が分かる(ような気がする)のです。
ああ、そういえば。
20年ほど前、友だちとイギリスに旅行しました。1ヶ月間滞在したのですが、そのうち5日間ほどは、フランスのパリにも参りました。パリでの滞在を終え、ロンドンに帰る飛行機に乗った瞬間に、英語がそんなにできるわけではないぼくの友だちが「おお、やっと英語の世界に帰ってきたで〜」と言ったのを聞いて大笑いしたことを思い出しました。
しかし、これは使えます。
TOEICのリスニング対策で英語を聴きまくるのも良いですが、いっそ直前に中国語の映画を字幕なしで観るとかドイツ語のアニメをYouTubeで観るとかすると、TOEICのリスニングで「分かる、分かる!」となるのではないでしょうか。
ぜひ、お試しください。
(6割くらい冗談です)