• 2021年3月13日

利害を伴わないつきあいだから生まれるもの

というものがあると思います。幼なじみだからこそ生み出されたものや兄弟だから作れたものなど。このような関係性ができあがるにはかなりの運やタイミングが必要です。特に親族でなく、赤の他人であるけれど利害を抜きにした友人関係というものは大人になってからでは築き難いものです。だからこそ、とてつもなく価値のあるものだと思います。 経験的に考えると、利害を伴わない友人関係というものは、二十歳くらいまでにできた友 […]

  • 2021年3月6日

後世に残すとはどれくらいの後世なのか。

初めてアルバムをCDで発売したとき、ああわいはこれでこの世に何かを残したでもういつ死んでもええわ、と思いました。25歳くらいの若造の考えることなので浅はかで恥ずかしい限りです。CD一枚くらいがお前の人生か、と言ってやりたいです。が、そのときはそのくらいの充実感があったのは確かですから、仕方ありません。 何かを残したい、というのは割と本能的な欲求なのでしょう。家系を絶やさないとか、自分の遺伝子を後世 […]

  • 2021年2月27日

はたしてこれは2020年代に流行る歌なのか。

先日、ある若い女性が歌っている楽曲が世の中で流行っているということを知りました。その楽曲の替え歌をソーシャルネットで流したりすることを皆がやっているそうです。また、その流行は小学生にまで波及していて、過激な歌詞なので子供に歌わせたくないと思っている親もいるそうな。 親がいくら禁止しても子供は必ずその網をくぐり抜けるのは、今も昔も変わらないので、あまり意味はないでしょう。ゲームが禁止されていた友達は […]

  • 2021年2月20日

差別と区別と平等な権利と。

あまりくわしくは知りませんが、「女性が会議に参加していると会議が長くなる」などと発言をして、オリンピック組織委員会の会長(?)がお辞めになられました。今の時代、それを言ったらアウトであるということが増えましたね。どういう場面でどういう文脈で語ったのか、ということはもはや問われない世の中の雰囲気で、なかなか生き辛くなったなぁ、と思います。 「世界」という言葉がどの世界を指しているのかもよく考えたいも […]

  • 2021年2月13日

ブラジリアン柔術初心者が、スパーをするときに早めに気付きたいこと。「力を抜け」の正体。

ブラジリアン柔術の上級者は、あまり力を使っていないように感じられます。本当は使っているのだけど、使っていないかのようです。また、組み合ってみても、力がそんなにないような感じがするかもしれません。なぜ、力を使っていないように感じられるのかというと、それは、相手の動きに合わせているから、だと思われます。 道着の襟や袖を掴み合っている両者が何をしているのか。たとえば、同じタオルの端と端を二人で掴んでいる […]

  • 2021年2月6日

「進化」という言葉の解釈を間違えていた。ぼくたちは意思を持って変わっていくのか。

ぼくは「進化」という言葉を使うとき、そこに進化する人や生物の「意思」があるかのように使ってきました。案外そういう人は多いのではないか、と推察します。「キリンは高いところにある食べ物を食べるために進化しました」という言い方は間違っていません。しかし、「キリンは高いところにある食べ物を食べるために首を長くした」というわけではない、ということです。そこに意思はないのです。たまたま首が長くなってしまった生 […]

  • 2021年1月30日

ブラジリアン柔術で怪我。網膜剥離の手術後、人工レンズを装着。そして後発白内障へ。

5年前の2016年5月にブラジリアン柔術の試合で目を怪我して、網膜剥離と診断されました。硝子体手術というものを行い、治療は成功しました。硝子体手術をするといずれ白内障を発症してしまうので、先に水晶体を取り除き、人工レンズを入れる手術も行いました。歳をとった人がやっている白内障手術というものをついでにした感じです。 硝子体手術というのは、目の奥にある網膜にレーザーを当てて網膜が剥離、裂孔している部分 […]

  • 2021年1月23日

日本のボクシングにおけるタトゥー問題

2020年の大晦日に行われた井岡選手のタイトルマッチで井岡選手は見事な試合をして勝ちました。ボクシングは上半身裸で行う競技ですので、上半身に入れている刺青(タトゥー)は当然見えます。ぼくはボクシングのルールでは、確か胸に入れるのは禁止だったのではないか、とおぼろげな記憶しかなかったので、その程度の気持ちで井岡選手のタトゥーを見ていました。試合は緊張感のある、とても良い内容でした。同じ大晦日に総合格 […]

  • 2021年1月16日

「ビースティーボーイズストーリー」を観ました。ぼくたちはいまもバンドか?

高校生になりたての頃、RUN DMCというラップグループに心酔していました。そして、お小遣いの都合上ビースティーボーイズの「Licensed to Ill」とL.L.CoolJの「Radio」の二者択一に迫られ、ビースティーボーイズを選択しました。レコードに針を落とした瞬間の重厚なスクラッチの音は人生3本の指に入るほどの感動的な音でした。人生3本も半世紀くらい生きてくると多少重みがありますね。 8 […]